2009AW この秋のスキンケア、2大キーワードはこれだ!!

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秋に発売になる新製品の発表会を、ほとんど毎日のぞいています。

 

まだ完全には出揃っていないので、後で違うことを言うかもしれませんが、

とりあえずキーワードは「乳酸菌」「糖化」、この2つでしょう。

 

乳酸菌といえば、化粧品の配合成分としてはビフィズス菌系のものが有名です。

この手の発酵代謝物系成分は私的には、ちょくちょく見かけたので

特に目新しいものではない気がしていましたが、

どうやらここにきてその効能が新たに検証・発見されており、

研究者達の間で注目されているようです。

 

古くは 1984年に発売されたエスティローダーの「ナイトリペア」
(20数年前発売の元祖!)にビフィズス菌の発酵代謝物
(グリコ プロテイン コンプレックス)が配合されていましたね。

そしてナイトリペアはこの8月発売で、18年ぶり!!!のリニューアルとなるベストセラー。
「アドバンス ナイトリペア SR コンプレックス」(8月25日発売予定 30ml ¥8,400)で
3代目になりますが、ここでも主力成分として健在です。

そして同じく8月に発売になる
ランコムの大型新製品「ジェニフィック」(8月21日発売 30ml ¥10,500)ですが、
この美容液の主力成分ビオリサットもビフィズス菌の発酵代謝物。

さらには、密かに私が注目している国産の新ブランド「HARUGARI」
(発売中。化粧水・美容液・クリームの3品のみ。¥9,000~16,000)
でも乳酸菌の発酵代謝物が主力成分。

 

そもそも発酵代謝物とは、有機物が発酵するさいに生じる有用物質のことで、
さまざまな有用な働きがあることが知られています。
ちなみに、よろしくないものが生じると腐敗と呼ばれます。紙一重ですね。
たとえばヨーグルトやキムチ、納豆、お酢などが身体にいいことはご存知だと思います。
これは発酵食品である=発酵代謝物を豊富に含んでいるからです。

化粧品に含まれる成分は、ビフィズス菌ならビフィズス菌から生じる
数多の発酵代謝物のなかから、肌に効く特定の成分を取り出したものです。

 

今期は「乳酸菌」が目立っていますが、

発酵代謝物はここ数年、新たに発売されるスキンケアの定番的成分。

そうそう、おなじみのSK-II<ピテラ®>*も酵母の発酵代謝物でしたね。
こちらは2010年には30周年となる、発酵代謝物系として先駆的ブランドです。

乳酸菌系は酵母系のような独特の匂いがほとんどないので、

化粧品的には好まれる素材ということもあるのかもしれません。

 

で、これらの発酵代謝物がどう肌にいいかというと、

あちこちで発表されていることを簡単に言えば、

「肌の若返り効果が望める」となります。すごいでしょ。

どう若返らせるのかというと、ここで「DNA(遺伝子の本体)」の登場です。

 

紫外線や大気汚染、ストレスなどの悪影響でDNAは日々、軽~く損傷しています。

とはいえ、自己修復能があるため、寝ている間に修復されます。

のはずなのですが、加齢などによりその修復能が、いつしか弱ってしまうんですね。

するといつものように元気な細胞をつくってね!と、

たんぱく質や細胞を作ることをお仕事にしている子分に、DNAがお願いしたつもりでも、

伝え忘れたり、ちょっと間違えたり、手抜きをするかしてしまって、

元気な細胞が作れなくなってしまう。

で、そんな状態が少しずつ積もり積もったのが、

乾燥、たるみ、くすみ、シワなどの老化現象が見られる肌、というわけ。

 

発酵代謝物系成分グリコプロテイン コンプレックスには、
DNAの修復能を強力にサポートすることがわかっています。
↑エスティ ローダー「アドバンス ナイトリペア SR コンプレックス」に配合。

また別の発酵代謝物系成分ビオリサットには、
若い肌に特有の美肌タンパク質を飛躍的に増やすことがわかっています。
↑ランコム「ジェニフィック」に配合。

乳酸菌系成分であるラクトバチルスSP発酵液は、新種の抗酸化作用に加えて、
メラニン生成抑制作用、創傷治癒効果、アトピー性皮膚炎抑制作用、
抗炎症作用などがあることが確認されているそうです。←HARUGARI
(日本をはじめとする世界42カ国において特許を取得)

 

そして新製品ではありませんが、
この手の話になるとすごく気になるのはヤクルト化粧品。
ヤクルトでおなじみのこちらの乳酸菌「
ラクトバチルスカゼイ シロタ株」も、
実はいろいろ効くんじゃなかろうか?
成分レベルと製品レベルでは効果は別だったりするわけで、
ちゃんとしたデータ付の商品説明を受けたことがないので、密かに興味津々です。


なんかどれも凄そうですよね。


使用感は、
エスティローダー「アドバンス ナイトリペア SR コンプレックス」は
従来のナイトリペアそのままです。この適度なコクともっちりする感触が、
スキンケア好きにはたまらない!って感じですね。

で、当然ながら美肌効果が以前のものより高くなったとのことなので、
それはもう、超期待の一品です。
私はもともとナイトリペア ファミリーがとってもよく効く肌なので余計に。


ランコム「ジェニフィック」は、洗顔後すぐに使います。
なので今使っているスキンケアシステムに、ポンと一品プラスするだけ。
とにかくサラサラ~のテクスチャーなので、年齢や感触の好みに関係なく、
誰もが気持ちよく使える感じです。
そうそう、このテクスチャーと使用ステップは日本だけのオリジナル。
海外で販売されているものとは違うそうです。
外観といい、コンセプトといい、テクスチャーいい、日本での発売日といい、
この商品はランコムの、それはそれはそれはの超大型戦略商品であることがわかります。
なので内容は推して知るべし。
この系統のアイテムは、少なくとも1月は使い続けないと本当の効果は見えません。
「ジェニフィック」の概観写真を含む詳細は、発表会に招待されたブロガーさんたちが
それはそれはドドッと大量に書いていらっしゃるので、そちらをご参照ください。


もうひとつのキーワードである「糖化」についてはまた後日かな。

というのは、まだオープンにしちゃいけないところで

「糖化」に大着目したブランドがあるのを知っているので。
それに結構長くなっちゃいましたし、文章...。

いずれにせよ、今期のアンチエイジングスキンケアは、面白いものが目白押し。

真面目に心から、ご期待あれ! って感じです。

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このブログ記事について

このページは、Miyuki Yanagitaが2009年6月11日 22:06に書いたブログ記事です。

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